学長挨拶

私は、今の少子化がどう考えても「夫婦が子供を産まない」ことが原因ではなく、 結婚しない方が激増しているからに違いないと思っています。 ※完結夫婦出生児数2人（国立社会保障人口問題研究所より）

ただし、結婚したくない方が多いのなら仕方ないとは思いますが、90％前後の独身男女は「いい人がいれば結婚したい」「今すぐでなくても、いずれは結婚したい」などと言っています。 そうであれば、昔どこの町にもいた「お世話好きな、ちょっとおせっかいな」おじさん、おばさんを集めて、結婚したいのにできない方たちのために結集すればいいのではないかと考えています。

ただし、ただ単に「お世話が好き、顔が広い」だけではトラブルが起きることもあります。 「個人情報保護法・特定商取引法・消費者契約法」などの結婚相談にかかわりのある法令は知っておきたいと考えています。加えて、日本の文化でもある「お見合い」というシステムは、入会時に多額な金品を取るのではなく婚約が成立してからお礼をしてもらうといういわゆる「成功報酬制」であるべきだと考えています。※結婚相談業の成婚率が8％～9％しかないという現実を踏まえて

団塊の世代と言われる60才前後の元気な定年退職者のライフワークとしても有効な、結婚相談のノウハウを学んでいただき日本にもう一度昔のようなどこの町にもいる「仲人士」を登場させ、社会貢献となる「少子化」問題を解決して行けたらと思います。

仲人大学/日本仲人協会/全国結婚相談業教育センター理事長
中西圭司